排便がおこるわけ (腸の動きを簡単に書いています)

排便のメカニズムについて簡単に説明します

口から摂取された食物は 胃や十二指腸 小腸 大腸へと行き最後に 肛門にまでいくと排便が行われます。

消化管は 口から 肛門までの1本のホースのようなもので 各消化器で色々な作用を受けて 体内に栄養分や水分などが吸収されます。

理想的な便の硬さや形状は バナナ状の形状と言われています。

その長さは約9~10mで 内容物の移動時間は 正常な状態であれば 2~3日と言われています。

ですので 昨晩食べた物が 翌日排便されないというのは正常なことです。(下痢は別)

では、なぜ朝に排便が多いかについて説明をさせてもらいます

朝起きて 反射的に腸が刺激を感じます それで腸が動き出します

さらに 食事をすることで 腸の内容物を押し出すような感じで数日前の内容物が

移動します。

また よく言われているのが 大蠕動運動という腸の動きが1日で一番動く いわば大掃除や ダムの水の放出のようなイメージの動きが 一般的には 朝におこりやすいと

言われているので 朝に便意を催す方が多いのです。

この大蠕動運動がないと 排便がおこりにくく便秘となりやすくなります

また 便意を催した時に 脳には 便意の指令が行きますが この感覚が なんだかの原因で麻痺していたり習慣化した我慢から反応が鈍くなり気がつかないまま 内容物の水分が体内に再吸収されてしまい硬便になってしまいます。

まずは 便秘症の方は 3度の規則正しい食事とトイレに行くという習慣を心がけてください

例え 排便感がなくても トイレに決まった時間にいく行為こそが 大事だと思います。